こんにちは、AI動画編集研究所のはやかです!
「ゲーム実況を始めたけど、気づけば5分間無言だった…」 「リアクションが『あ』とか『やば』しか出てこない…」
これ、実況者あるあるですよね。 好きな実況者の動画を見ていると簡単そうに見えますが、実際にやってみると「ゲームの操作」と「面白いトーク」を同時にやるのは、聖徳太子レベルのマルチタスクです。

確かに意識したことなかったけどゲームしてる時って無言か舌打ちか悪口しか言ってないかも…(汗)



私もあんまり喋らないでゲームに集中しちゃうから
実況とかは向いてないかも(笑)
「自分にはトークの才能がないのかな…」と諦める前に、AI(Gemini)の手を借りてみませんか?
実はGeminiを使えば、憧れの実況者のトークを分析してテクニックを盗んだり、自分専用の「カンペ」を作ったりすることができます。
今回は、感覚に頼らない「データに基づいた実況スキル向上術」を、誰でも実践できるように簡単に解説します!
ゲーム実況スキル向上までの6ステップ
ステップ1:人気実況者のトークを「文字起こし」する
実践開始するにあたって、まずは「教科書」を作りましょう。 あなたが「この人みたいに喋りたい!」と思う実況者の動画を開いてください。
YouTubeの「文字起こし機能」を使って、トーク内容をコピーします。 (※概要欄の下にある「文字起こしを表示」からコピーできます)


そして、それをGeminiに投げ込みます。
※Geminiは有料版のDeep Think(思考モード)を使用することを前提としています。
ステップ2:【分析プロンプト】面白さの正体を暴く
参考にする人の動画の文字起こしが完了したら次はその人のトークの分析をし「構造」を理解しましょう。 以下のプロンプトを使って、プロの喋りを分析させます!
📌 コピペ用プロンプト
あなたはプロのトークコーチです。
以下は、ある人気ゲーム実況者のトークの文字起こしです。
このトークを分析して、以下の点を教えてください。
- 【トークの比率】:現状説明(実況)と、感情表現(リアクション)と、雑談の割合は?
- 【語彙のチョイス】:視聴者が「面白い」と感じる、特徴的なワードセンスや言い回しは?
- 【間の取り方】:話題の切り替えや、沈黙の使い方に特徴はあるか?
【ここに文字起こしデータを貼り付け】
これを行うとことで
- 「意外と『現状説明』は少なくて、『感情』ばかり喋ってるんだな」
- 「ピンチの時に『怖い』と言わず『歓迎されてるわ〜』と逆にポジティブに言ってるんだな」
といった、具体的な「真似すべきポイント」が見えてきます。
ステップ3:【語彙力プロンプト】リアクションの引き出しを増やす
分析ができたら、次は実践です。実況中に「うわっ!」しか言えないのは、脳内の「リアクション辞書」のページが少ないからです。 赤ちゃんが言葉を覚えるまでは「泣く」「笑う」位でしか表現ができないように、実況もそもそも自分の語彙の中に別の表現の単語がないと咄嗟の時に出てこないものです!
なのでここでGeminiにリアクション辞書を増やしてもらいましょう。



楽しみ!



…はるちゃんもGeminiを使ってリアクション辞書増やしてみようね笑
例えばホラーゲームをやる前に、こんなプロンプトを打ち込んで「カンペ」を作っておきます。
📌 コピペ用プロンプト
今からホラーゲームの実況をします。
ゾンビが急に出てきた時のリアクションのバリエーションを10個考えてください。
条件:
・ただ驚くだけでなく、視聴者が笑ってしまうようなユニークなもの
・「ビビり散らかすキャラ」と「強がるけど声震えてるキャラ」の2パターンで
・短くて叫びやすい言葉で
これを手元のメモに置いておくだけで、いざという時に「面白い言葉」がパッと出るようになります。
これがだんだん体に染み付いて自然と出るようになると、さらにそこから新しい反応が生まれるかもしれません!
実際にプロンプトを入れた時のGeminiの回答
- 「お母さーーん!!……あ、違っ、誰ー!?」
- ポイント: 定番の「ママー!」ではなく、咄嗟に母親を呼んでしまい、すぐに我に返る混乱ぶり。
- 「心臓でた! 今、口から出た!! 見た!?」
- ポイント: 物理的にありえないことを言い張る必死さ。
- 「タンマ! 一旦タンマ!! 話し合おう!?」
- ポイント: ゾンビ相手にルールを持ち出し、平和的解決を試みる(が、襲われる)。
- 「ひぃっ! すみません通りまーす!!(半泣き)」
- ポイント: なぜか下手(したて)に出て謝りながら逃げる、社畜精神。
- 「ぎゃああああ! ……あ、足つった!!」
- ポイント: 驚きすぎて体にガタが来たことを報告する。
- 「し、知ってたし! ここにいるの知ってたし!!」
- ポイント: 明らかに初見なのに、予知していたと言い張る苦しい嘘。
- 「び、びっくりしてないけど!? 音がデカいだけだわ!」
- ポイント: 自分の反応ではなく、ゲームの音量設定のせいにする責任転嫁。
- 「お、お疲れ様ですッ!!(裏返り声)」
- ポイント: 怖すぎて、敵キャラに対してとっさに敬語で挨拶してしまう。
- 「き、急に出てくんなよ……あ、危ないだろ!!」
- ポイント: 「怖い」のではなく「衝突事故の危険性」を説教する謎の正義感。
- 「か、顔色が悪いぞお前!! 病院行け!!」
- ポイント: ゾンビの容姿を罵倒しているようで、ただ心配しているだけの人になる。
実況を面白くするコツ
これらのセリフは、「叫んだ直後の”間(ま)”」が重要です。
- ビビりキャラ: 叫んだ後に「はぁ、はぁ…寿命縮んだ…」と過呼吸気味に息を整える音を入れる。
- 強がりキャラ: 震え声で言い訳をした後に、咳払いをして無理やり低音ボイスに戻す。
このあたりの演技をプラスすると、より視聴者の笑いを誘えると思います。
実況のスタイルに合わせて、使いやすいものを選んでみてください。
実際の反応+コツまでアドバイスをくれます。
ここから選んでもいいですし、これを頭に入れておいて実況の時に咄嗟に出た言葉を使うのも自由です。
実際に使わなくてもこんな反応もあるんだという表現の一つと考えるのもありですね!



期待値が成層圏(せいそうけん)を突破しました



Gemini使ってみたのかな?
レベル高すぎて逆に伝わらんわ!
ステップ4:【自己採点】自分の動画を鬼コーチに「ダメ出し」してもらう
ここからが重要です。実際に録画した自分の動画、見返していますか? 恥ずかしいかもしれませんが、これをGeminiに見せる(文字起こしを読ませる)のが一番の上達法です。
📌 コピペ用プロンプト
これは私のゲーム実況のトーク内容です。
視聴者が「飽きて離脱しそう」なポイントを辛口で指摘してください。
チェック項目:
- 「えーと」「なんか」などの無駄な口癖が多すぎないか?
- 無言の時間が長すぎていないか?
- リアクションが薄くないか?
その上で、どう言い換えればもっと盛り上がったか、改善案を具体的に提示してください。
自分では気づかない「悪い癖」を客観的に指摘してもらうことで、次の録画から意識が変わってきます。
ステップ5:【雑談デッキ】ロード中の「気まずい沈黙」を埋める
ゲーム実況の天敵、それは「ロード時間」や「レベル上げなどの単純作業」です。 ここで無言になると、視聴者はブラウザバックします。
これを防ぐために、Geminiに「雑談デッキ(トークテーマ集)」を作ってもらいましょう。
📌 コピペ用プロンプト
今プレイしているゲームは【ポケモン】です。
ロード時間や戦闘中の待ち時間に話せる「雑談テーマ」を5つ考えてください。
条件:
・プレイ中のゲームに関連する話題(例:最初の御三家誰選んだ?)
・視聴者がコメント欄で回答しやすい「問いかけ」形式にする
これがあれば、沈黙が怖くなくなります。「そういえば皆さん…」とカンペを見て話せば、コメント数も稼げて一石二鳥です。カンペがあって喋る内容のストックがあると気持ち的にも余裕が出て、自然と話を膨らませられるようになりますね!
ステップ6:【キャラ設定】素で喋れない?なら「キャラ」を作ろう
ここまで読んでも、 「やっぱり素の自分だと、テンション上げるのが恥ずかしい…」 「面白いことを言おうとして空回りしてしまう…」
そんな悩みがあるなら、いっそのこと「キャラクター」を作って演じてしまうのも一つの手です。 「自分」ではなく「実況キャラ」になりきることで、恥ずかしさが消え、喋れるようになる人が意外と多いんです。
Geminiと一緒に、あなただけの「売れるキャラ」を作りましょう。
📌 コピペ用プロンプト
私はFPSゲームの実況をしていますが、プレイが下手で、ついネガティブな発言をしてしまいます。
これを逆手に取って、視聴者から愛される「憎めないヘタレキャラ」を作りたいです。
以下の設定を考えてください。
- キャッチコピー(例:エイム力皆無の平和主義者)
- プレイ中にミスした時の「決まり文句・言い訳」
- 視聴者への呼びかけ方(一人称と二人称)
AIが考えた設定になりきる(ロールプレイする)ことで、不思議とスラスラ言葉が出てくるようになりますよ!
応用編:企画もサムネもAI頼み!?
トーク力が上がっても、まずは見てもらえなければ意味がありません。
どんなゲームをやるべき?
今のトレンドを知りたいなら、前回の記事で紹介した【リサーチ用プロンプト】を使って、「今伸びているホラーゲーム」を探しましょう。


サムネはどうする?
ゲーム実況のサムネは「キャラクターの表情」が命です。
Geminiの画像生成を使えば、「驚いているアニメキャラ」などの素材を一瞬で作れます。


まとめ:トークは「才能」ではなく「準備」だ
いかがだったでしょうか、面白い実況者は、才能だけで喋っているわけではありません。 無意識のうちに「面白い言葉選び」や「間の取り方」を実践しているんです!
人気実況者も始めの頃は皆さんと同じスタートラインにいたんです。
いきなるゴールを目指すのではなく着実に準備をして一歩ずつ進んでいく。
Geminiを使えば、その「無意識のテクニック」を言語化して、準備することができます。
まずは「分析」から始めて、慣れてきたら「キャラ作り」まで。 Geminiを相棒にして、無言実況から卒業しましょう!



おっしゃぁ!やったったんぞー!



君はそのままのが味があっていいね!笑
「このプロンプトで、新しい語彙が見つかった!」 そんな発見があれば、ぜひX(Twitter)で教えてください!
最後までお読みいただきありがとうございました。
また次の記事でまたお会いしましょう!

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