Googleが本気を出した。「Nano Banana Pro」到来
こんにちは!動画編集ライフ、楽しんでいますか?
突然ですが、最近X(旧Twitter)やSNSのタイムラインで、「Nano Banana(ナノバナナ)」という不思議な単語を見かけませんか?
「可愛い名前のバナナの新品種?」 そんなばなな!。これは今、AI界隈をざわつかせているGoogleの最新画像生成モデルのコードネームです。
そしてつい先日、さらに衝撃的なアップデートが入りました。 その名も「Nano Banana Pro」(正式名称:Gemini 3 Pro Image)。これ、何がすごいかと言うと、これまでのAI画像生成とは「脳みそ」が違うんです。
これまでのAIは、命令されたらすぐに絵を描き始めていました。 でも、今回の「Pro」は違います。描き始める前に「思考」するんです。
AI:「ユーザーは『YouTubeのサムネイル』と言っているから、文字は大きく目立つように配置しよう。配色はクリックされやすい赤と黄色がいいな…よし、描こう」
…というように、プロのデザイナーのような「思考プロセス」を経てから画像を出力してくるのです。
私も早速、サムネイル素材を作るつもりで触ってみたのですが…正直に言います。
「これ、もう有料の素材サイト(Stockフォト)を解約するレベルかもしれません」
今まで月額数千円を払って海外サイトで素材を探していた時間はなんだったのか。そう思わされるほど、クオリティと「こちらの意図を汲み取る力」が爆上がりしています。
この記事では、この「神アプデ」が私たち動画クリエイターにとって、具体的にどう「ヤバい」のか? 難しい技術の話は抜きにして、実際の活用事例を見せながらレポートします!

そんなばななってなに?



……さあ本編に行ってみよう!
何が変わった?アプデ後のNano Bananaの真の力とは!
衝撃①:ついにAIが「正しい日本語」を書けるようになった!
まず最初にお伝えしたいのが、これです。 クリエイターが一番イライラしていた「AIの弱点」。それは「画像の中の文字」でした。
今までのAIに「『SALE』と書かれた看板」を頼むと、「SLLAEE」みたいな謎の宇宙文字になっていましたよね? しかも、漢字や日本語なんて夢のまた夢でした。



これ本当に困ってた!欲しい画像はいいんだけど
文字化けがすごくてそのまま使えなくて…
Nano Banana Proはここが違う!
しかし、今回の「Nano Banana Pro」は違います。
なんと、看板やTシャツに、指定した通りの「日本語」を描画してくれます。
これ、地味に聞こえるかもしれませんが、動画編集者にとっては「革命」です。
【活用例】サムネイル作成が劇的にラクになる
例えば、「激辛ラーメンを食べる動画」のサムネイルを作るとします。 欲しいのは、「『激辛』と書かれたTシャツを着て、汗だくでラーメンを食べている男性」の画像です。
Geminiにこうお願いするだけでOKです。
プロンプト(指示文): 「ラーメン屋で激辛ラーメンを食べている日本人男性。彼は汗だくで必死な表情。着ている黒いTシャツには、筆文字で大きく『激辛』と書かれている。高画質、YouTubeサムネイル風」
すると、Tシャツの胸元にしっかりと漢字で「激辛」と書かれた画像が生成されます。(※ひらがなやカタカナもかなり精度が高いです!)
あとは、その画像の横にあなたの顔写真を切り抜いて貼るだけ。 Photoshopで文字を合成する手間がゼロになります。
【上記プロンプト生成結果】


あとは修正したいところを指示してあげれば一気に完成まで持っていけます!
衝撃②:描く前に「考える」から、失敗作が出ない
これが「Pro」だけの最大の特徴です。 Gemini 3.0の「Thinking Mode(思考モード)」が画像生成にも適用されました。
複雑な指示も「一発」で通る
今までのAIだと、 「右に犬、左に猫、真ん中にパソコンを置いて、背景は宇宙で、手前にはコーヒーカップを…」 と複雑な指示を出すと、要素が混ざったり、猫が消えたりしていました。
でも「Nano Banana Pro」は、描く前に「構成」を考えます。
AIの思考: 「要素が多いな。まずは画面分割の構図にして、それぞれの配置スペースを確保してから描画しよう」
このようにAIが自分で交通整理をしてくれるので、「思ってたのと違う!」という失敗が激減します。
動画の台本に合わせて「解説用の図解イラスト」を作りたい時など、細かい指定が必要な場面で最強の威力を発揮します。


衝撃③:写真の「ブレンド機能」が絵コンテに最強
もう一つ、動画クリエイターに嬉しい新機能が「画像のブレンド・編集」です。
「この写真の構図で、色味はこっちの写真みたいにして」 「このキャラクターの顔を維持したまま、別のポーズをとらせて」
といった、複数の画像を参考にした生成が可能になりました。
これを使えば、「同じキャラクターが登場する絵コンテ(ストーリーボード)」が一瞬で作れます。 「シーンが変わるたびにキャラの顔が別人になる問題」がついに解決するのです。
実践!動画クリエイターのための「Nano Banana Pro」活用レシピ
論より証拠。実際に私が「Nano Banana Pro」を使って、「これは動画素材として使える!」と感じたプロンプトを紹介します。 これをそのままコピペして、『』の中の言葉を変えるだけで、あなた好みの素材が作れます!
【レシピ1】文字入れの手間ゼロ!「看板サムネイル」
サムネイルの背景に、自然な形でタイトル文字を入れたい時に最強です。
プロンプト: 「おしゃれなカフェの黒板メニュー。チョークで大きく『動画編集』と書かれている。周りにはコーヒーと観葉植物。インスタ映えする写真スタイル、高画質」


【レシピ2】解説動画に必須!「直感的な図解イラスト」
Pro版の「思考力」を活かした使い方がこちら。概念的なイラストを作らせます。
プロンプト: 「『PDCAサイクル』を説明するための、わかりやすいインフォグラフィックのイラスト。4つの矢印が円を描いて回っている。配色は青とオレンジで、シンプルでフラットなデザイン。ビジネス動画の挿絵用」


【レシピ3】顔出しなし系に!「一貫性のあるキャラ生成」
「顔出しはしたくないけど、オリジナルのアバターが欲しい」という人に。
プロンプト: 「アニメ調のキャラクターシート。ピンク髪のショートカットの女性YouTuber。3つの異なる表情(笑顔、驚き顔、泣き顔)を並べて描いて。白背景」





やばい!このキャラクター可愛すぎる!
会話相手をこの子に変更だ!



はじめまして、よろしくね!



ライバル出現か…!(にしても可愛いな…)
※注意点:まだ「100点」ではない
もちろん、魔法のツールにも弱点はあります。
- 漢字の画数: 「薔薇」のような画数が多い複雑な漢字は、まだ書き間違えることがあります(ひらがな・カタカナ・簡単な漢字は得意です)。
- 指の描写: だいぶ改善されましたが、たまに指が6本になることも。人物のアップを使う時は要チェックです。
それでも、「素材サイトから探す手間」に比べれば、修正の手間なんて微々たるものです。



いくらGeminiが優秀でも最終チェックはしっかりやっておこう!
まとめ:動画クリエイターは今すぐ触るべき!
今回の「Nano Banana Pro(Gemini 3 Pro Image)」へのアップデートは、知らない人からすれば、自分の仕事を奪われかねない脅威になるかもしれないですが、使いこなせれば間違いなくクリエイターの武器になります!
- 「探す」から「作る」へ: 欲しい画像がなければ、日本語で命令して作ればいい。
- 「文字入れ」までAIへ: サムネ作成の工程が劇的に減る。
- 「思考」するAI: 複雑な図解や構図も理解してくれる。
これを使わない手はありません。無料版でも制限付きで試せることが多いので、まずは一度触ってみてください。
💡 作った画像を「分析」してさらに伸ばす
「凄い画像は作れたけど、これで本当にクリックされるかな…?」 そんな不安がある方は、作った画像をGemini(有料版)に見せて分析させましょう!
Google AI Proの分析力を使えば、「この配色だとスマホで見た時に目立たないよ」といった辛口アドバイスをもらえます。 詳しいやり方は、以下の記事で解説しています!


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最後までお読みいただきありがとうございました。
面白い画像が生成できたら私にもぜひ教えてください!
一緒にAIマスターになっていきましょう

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